UNIX使いのWINDOWS作業環境について
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ここでは,Windows ユーザーが,UNIXサーバ環境や,ルータ・スイッチ機器などの操作するために必要な環境について語ります.
シェルはどーすんの?
powershell 一択です.笑えるくらいに強力ですが,UNIXのshellとは違うので,あらたな世界と認識し,取り組むべきでしょう.
GOW(GNU on Windows)もおすすめです.cygwinのように大がかりではありませんが,CMDや PowerShell上で,grep/more/ls等が扱えるようになります.(usascii以外は,対応しません.)
ifconfigをgrepした例
Windows用のSSH/TELNET/SERIALターミナルソフトは何がよいか?
Windows環境で,ターミナルソフト(sshとか,telnetとか,serialとかをたたくツール)はなにか?といえば,TeraTerm (SSH2
UTF含む)派,PuTTY派,Poderosa派などがあるでしょう.
TeraTermとPuTTY,どちらがよいかという議論は,宗教論争です.PuTTYの方が安定している感じ,TeraTermはシリアルと併用したとき,コンソールが壊れることがある.両者とも微妙に使いにくい.Poderosaは,不安定で本格的には,今一歩使えない.とまあ,どれもいまいちなのです.
しかし,そんな問題に決着をつける時が来たようです.
RLOGIN.EXE の登場です.
何がすばらしいって,色々あるんですが,一本芯がとおっているのは,「ターミナル愛」が伝わってくる所です.
- タブ方式によるウインド管理,加えて,接続先ホストをカテゴリ単位で仕分けることができる.
- 他ソフトに比べて,フォント,コピペ条件や,ターミナルエミュレーション,メタキーなど細かく設定できる.
- chatスクリプト,スクリプト,日付付きログ自動保存機能など充実の支援機能
- scp/xmodem/ymodem/zmodem/kermit/Bplusなど今時何に使うんだ?と聞きたくなるような充実のファイル転送機能
- scp/*modem/kermit/bplusといった各種ファイル転送機能は,ドラッグアンドドロップにて実行可能
- キー入力の記録と,プレイバック機能
- すべてのウインドーへの同時入力(ブロードキャスト機能)
- バイナリは,rlogin.exeのみというスッキリ構成
のように,特に,ドロップで,scpが実行されるとか,ブロードキャスト機能は,グッドアイデア.こんな,無駄かつ精力的に様々な実装が多数のっかっています.もちろん弱点もあります.
- serialのエスケーブ処理が目につく.やや,緩慢な動きに感じられる.多量のデータが来ると,刺さるので,実用性が悪い.
- パスワード間違いのとき,即時に切断するので,一瞬何がおこったかわからない.
- スリーボタンマウス未対応,右クリックのみペーストに未対応
- たまに,パスワードプロンプトウインドーが隠れて,パスワードが入力出来ない.
- PuTTYのように,起動中やセッション終了したウインドを再接続したり,複製したすることができない
と,まあ,ちょっとした弱点もあります.
まあ,何も言わずに試してみてください.かなり斬新で新鮮です.
Rloginのちょっとした技
- Xだと,Shift + Insert でペーストできるわけですが,これを rloginで有効にする場合,設定->キーボード->キーコードで,Intert
+ Shiftを$EDIT_PASTE に割り当てれば,OKです.こんな設定ができるのも,rloginの魅力ですね.
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ブロードキャスト機能とは,あるターミナルでの入力が他のターミナルへも送られる機能です.以下は,縦二分割表示したした2つのターミナルですが,左で,man
ls と入力すると,右のターミナルにも man ls と入るのがわかります.
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