T430s Corei7モデルは, Thunderboltを搭載しています.このポートに,Appleが提供するThunderbolt ギガビットEthernetアダプタを取り付け利用する方法をまとめます.このアダプタの中身は,Broadcomです.ということで,中身は,Appleという名がついた Broadcom NetXtreme なのです.故に,Windows 7 64bit環境で簡単につかえます.
1.Broadcomからドライバーを取ってくる.
http://ja.broadcom.com/support/ethernet_nic/netxtreme_desktop.php
です.もしリンク切れしたら,NetXtreme I Desktop/Mobile で探してください.
2.とってきたzipファイルを展開する.
3.Thunderbolt に Ethernet アダプタを差す
4.ドライバの発見に失敗するので,デバイスマネージャーから,「?」になってるイーサーネットコントローラーを開いて,ドライバタブからドライバーインストールする.
5.「ディスクの使用」にて,2で展開したフォルダを指定する.
6.認識されて完了
対向側は,FreeBSD 8.3 / MTU1500 固定,性能的には,内蔵のLAN(Intel 82579LM)より,やや劣る程度,930Mbit/sec ただし,割り込み制御をダイナミックにすると,300Mbps程度ほど,瞬間的にドロップする.詳細設定で,「Interrupt Moderation」をdisableした方が,ドロップはない.(その代わり,他のタスクが重くなる場合有り)
まあ,3000円ギガビットNICですから,順当な性能といった感じです.
小型,USB3.0 のギガビットイーサーネットアダプタはありませんから,手軽に,ギガビットを増やせる点は評価できます.というのは,ノード内蔵のNICは,3-4年前から900Mbpsオーバーが当たり前でしたが,外付けでギガビット(かつ十分帯域を活用できる)のNICを増やすのが難しかった.それが,解決したわけですからね.
悪い点は,発熱とThinkpad Thunderbolt 側コネクタの遊びです.熱ですが,リンクアップしてなくても熱い.もし,パームレストの暖かさがこのアダプタの暖かさとイコールだったら,低温火傷確実,そんな熱さ.コネクタの遊びとは,下の写真のように,Thinkpadコネクタ部とアダプタ間に遊びがあり,力のかかり方次第では,破損する感じがすること.Apple向け製品だから仕方が無いか.Appleでつかうと,この遊びは,半分くらいになります.
色黒く塗らないとね!
2012.8.2